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ポンコツ凡人素人による香水のたわ言の書きつけ/Twitterの寄せ集め

Madame de Pompadour/ Maison Nicolas de Barry

Maison Nicolas de BarryのMadame de Pompadour

グリーン系の青さと薬のような苦み、柑橘の明るい爽やかさを含んだネロリジャスミンが最初から華やかに拡散するのだが、香りの強度と圧はありつつも質感の透明度が高く春に似合う軽やかさ

少しするとネロリっぽさは弱まりすっきり系ジャスミンが中心に

その後はローズのスパイシーさや葉のエグみ、ナルキッソスのグリーンらしさや薬ニュアンス、強く香るものの動物ではなく花の一要素としてのインドール、チュベローズのクリーミーさ、アイリスの涼しげなフローラル香、カーネーションなど、様々な花の気配が咲き乱れるようにジャスミンに重なっていった

次第にオレンジブロッサムや明るいアンバー・ハニー系艶やかさが目立つようになりつつ、最後までロココ絵画のように軽やかで華やかなフローラルブーケが続いた

さりげなく人の手が加えられてカオスは避けながら、ヌケ感があり「香水」というより生花の花束のような質感が、纏っていて気持ちよく好印象