2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
ドリス ヴァンノッテンのFW20はグラムなネオンカラー、グリッター、プリントの大洪水で、このブランドは毎シーズン目を楽しませてくれて裏切らない https://www.vogue.com/fashion-shows/fall-2020-ready-to-wear/dries-van-noten ヘアメイクの大胆で自由な…
キャロンのナルシスノワールヴィンテージP 少し付けた瞬間からアンバーハニーのように艶のあるオレンジブロッサムが押し出し強く広がった 加えて薬品ぽくさえ感じるグリーンの苦みと軽いベルガモットの苦みが重なる オレンジブロッサムやアンバー、グリーン…
Maison Nicolas de BarryのMadame de Pompadour グリーン系の青さと薬のような苦み、柑橘の明るい爽やかさを含んだネロリ系ジャスミンが最初から華やかに拡散するのだが、香りの強度と圧はありつつも質感の透明度が高く春に似合う軽やかさ 少しするとネロリ…
資生堂時代のフェミニテデュボワP 最初に強く感じたのは水分を飛ばして凝縮したプルーンのような甘さ 軽くピーチの瑞々しさも混じっている 質感がベタベタしておらず、フルーツを滑らかな質感のシダーウッドが支えているため、ベッタリした甘重さやかわいら…
BortnikoffのZemfira 初め饐えた酸味のベルガモットがぶわっと押し出されたあと、針葉樹の中に感じられるような薬品香が影のように残った すぐにローズが重なってメインに モロッコ土産のローズ精油と似たグリーン・スパイスを含む透けるように爽やかなロー…
初めてお邪魔した六本木のパルファンサトリのアトリエで、香りをコラージュで表現→ことばで表現という体験をした 視覚イメージに変換したのちにことばにするという流れが興味深く、香りの時間的要素が視覚イメージだと抜け落ちてしまうので、音に変換するな…
パピオンアルチザンパフュームのサロメ 最初滲み出るように低くゆるやかに香るのは艶々したオレンジからのオレンジブロッサム 暗いインドール感と陰湿なオークモスが下への引力を感じさせた 分厚く重い質感のムスクとムスクよりワントーン暗いハイラックスが…
マスクミラノのキンツギ(金継ぎ) 最初から力強くラズベリーや口紅系ヴァイオレットのような濃い甘さが香るのだが、背景に暗く艶やかで重厚感あるパチュリがはっきりと感じられるため、色気のあるファムファタル系シプレという印象を受けた 段々と濃い甘さの…
パルファムダンピールのムスクトンキンにひと嗅ぎ惚れして、ここ数日常に香りを漂わせている気がする 最初に一瞬シトラスとグリーンを帯びた薄く鋭い人工的なフローラルが直線的に香り、すぐにその下にカストリウムに似た毛並みを感じる動物香が現れて、厚み…
調香が明かされていない香りを試してみたところ、その香りの想定するシーンが見えたような気になった(ただの自己満) 初めにカンファー調の刺激が鼻に抜けてバルサミックな針葉樹が中心になる その下にシーウィードやオークモスの磯っぽさと海水の潮感、追っ…
Jorum StudioのTrimerousはオリスバターのイースト香要素にフォーカスしたという調香師の発言に触発され、シャンパンアコードとしてイースト香成分を加えたというMasque Milanoのl'Attesaと比較 たしかに両者ともにオリスバターの根っぽい部分を膨らませてビ…