レザー
ロシャスのファム(ヴィンテージP) 一瞬ベルガモット様の柑橘を感じたあと、よく熟れたプラムの甘さがスモーキーなレザーに乗ってじんわりと広がった レザーには古典的な趣の粉っぽい膜がかかり、全体を角が取れてシックな印象に傾けている カストリウムやス…
Dusitaのルシアージュブラン 最初から勢いよく広がるのは、粒子が細かく特有の刺々しさが控えめなガルバナムと、新鮮な緑茶の葉のように清々しいアルテミシア よく嗅ぐとオレンジ系の柑橘果物香が混じっており、仄かに甘い 少しすると、ザラついた渋苦いレザ…
フランチェスカビアンキのアンダーマイスキン(under my skin) 最初一瞬柑橘要素が感じられ、すぐにアロマティックなハーブ香へ滑らかに移ろっていった その下では仄かにバニラの甘さ・トンカの柔らかさを含むこっくりしたサンダルウッドとスモーキーな樹脂、…
Stephane Humbert Lucas 777のSoleil de Jeddah(ジェッダの太陽) 最初はラベンダーにも通じる薬草のザラザラ感と苦みが、花の蜜のような濃い甘さに漬け込まれ、押し出し強く鼻に届いた 甘みは強いが薬草のおかげでしつこくない 少しすると蜜の中に熟れたマン…
パピヨンアルチザンパフュームズのドライアド 最初に強く感じるのは若く苦いガルバナムのグリーン ベルガモットやレモン寄りの明るい酸を含んだネロリ、ピーチさえ感じさせる熟したアプリコット、軽く甘さを含んだハーブが混じり合い、強くなりがちなガルバ…
Les IndémodablesのCuir de Chine 最初に乾燥・発酵させた茶葉のようなくすんだアプリコットが広がり、少しずつ背景にスエード調の重すぎないスモーキーさが感じられるようになった アプリコットはフローラルの柔らかさを帯びてオスマンサスになり、次第に湿…
パピオンアルチザンパフュームのサロメ 最初滲み出るように低くゆるやかに香るのは艶々したオレンジからのオレンジブロッサム 暗いインドール感と陰湿なオークモスが下への引力を感じさせた 分厚く重い質感のムスクとムスクよりワントーン暗いハイラックスが…
Areej le DoréのWar and Peace、端的に書くと感動した 最初に鼻に届くのはこっくりパウダリーでマットなアイリスで、すぐにスモーキーでキャラメルを使ったヨーロッパの伝統的粉物お菓子のようなアンバーが追って重なる 次第にアイリスが弱まりながらアンバ…